
松井証券は、事前入金が不要でIPO投資が可能です。
IPO当選後にキャンセルしても数ヶ月IPO申し込みができなくなるなどのペナルティもないため、口座開設しておきたい証券口座です。
ただし、他の証券口座と比較して、申し込めるIPOの数は少ないです。
「申し込める数が少ないなら開設しても意味ない?」と思うかもしれませんが、その分松井証券の保有口座を持っている人が少ないため、穴場の証券口座になっています。
松井証券でIPOの取り扱いがある時は、ぜひ応募をおすすめします。
少しでもIPO当選確率を上げたい方は松井証券で口座開設しておきましょう!
今回の記事では、松井証券のメリットやデメリット、IPO投資の手順について解説していきます。
松井証券のメリットは事前入金不要でIPO抽選が可能な事
松井証券の最大のメリットは、事前入金が不要でIPO抽選に応募ができることです。
事前入金が不要なので、当選した時に証券口座に入金すれば問題ありません。
そのため、常に資金を口座に預けておく必要はありません。
IPOで当選するには、多くの証券口座から申し込む必要がありますが、事前入金が必要な証券口座だと持っている資金で申し込める数が限られてしまいます。
しかし、松井証券だと事前入金が不要なため、IPOに申し込む際の口座間の資金の移動の手間が省けます。
IPOに当選してキャンセルしてもペナルティはなし
松井証券は事前入金が不要なことに加えて、当選後にキャンセルしてもペナルティがありません。
証券会社によっては、当選後のキャンセルには、
- 1ヶ月の申し込み停止
- キャンセルした段階で申し込みをしていた他の企業もキャンセル扱い
などのペナルティが用意されています。
松井証券では、当選後にキャンセルしてもペナルティがないため、初値で公募価格を上回るか微妙な銘柄でもとりあえず応募しておいて、当選後に判断ができます。
- 事前入金不要
- 当選後のキャンセルにペナルティなし
この2つの条件が揃うのは、IPO申し込みへのハードルが低いため、少しでもIPO当選確率を上げたい方は、ぜひ松井証券で口座を開設しておくのがおすすめです。
松井証券のデメリット:申し込める案件が気持ち少ないかな
松井証券のデメリットと指定は、申し込める案件が少ないかなというのが本音です。
2020年10月の取り扱い数を例に見ていきましょう。
- タスキ
- ダイレクトマーケティングミックス←松井証券取り扱い
- 日通システム
- アースインフィニティ
- カラダノート←松井証券取り扱い
- さくらさくプラス
- プレミアアンチエイジング
- Retty
8件中2件とあまり多くはありません。
さらに、取り扱い可能のお知らせも割と遅めになるので、細かくチェックしておく必要があります。
その分、穴場証券になりやすいので、チャンスがある際はぜひ申し込みしておきたい証券口座です。
ここまで松井証券のメリット、デメリットを紹介してきました。
改めてまとめます。
松井証券メリット
- 事前入金不要
- 当選後のキャンセルでもペナルティなし
松井証券デメリット
申し込めるIPOの数が少ない
続いて、実際に松井証券でIPO投資を始める手順について紹介していきます。
松井証券でIPO投資を始める手順の全体図
松井証券でIPO投資をする場合の手順は以下のようになります。
- 口座開設
- 書類届き次第、ログイン
- ブックビルディングから需要申告
- 抽選結果確認
- 購入期間中に購入
- 上場当日成行で売る
それぞれの手順を詳しく紹介していきます。
口座開設する
まずは松井証券のサイトから口座開設をしていきます。
口座開設時には、
- マイナンバー確認書類
- 本人確認書類
の2つが必要になるので、手元に用意しておきましょう。
ウェブサイトから申し込みが終わったら、書類が届くのでそれまでしばらく待ちましょう。
簡易書留が届いたら、ログイン設定
数日すると(自分の場合は1週間程度)簡易書留で書類が届きます。

ログインID、パスワード、取引パスワードが届くので、この情報を元にログインしていきましょう!
ログインしたら、当日から取引ができるので、実際にIPO投資を行っていきましょう。
ブックビルディングから需要申請する
IPO投資をするためには、ブックビルディングから需要申請する必要があります。
まずは、管理画面にログインし、「株式取引」をクリックします。

続いて、需要申告(受付中)をクリックします。

申し込み可能な企業名が並ぶので、「申告する」をクリックします。

続いて、値段と株数を入力します。
値段は、仮条件の上限を入力しておくのがおすすめです。
仮条件の上限で申し込む理由としては、もし下限で申込をしていて、公募価格が上限価格になった場合、抽選対象外となってしまい落選してしまうからです。
IPOのほとんどが上限価格になるため、当選したい方は上限価格で申告しておきましょう。


値段と株数を入力して画面を進めると、取引暗証番号が求められるので、書類に記載されている暗証番号を入力します。

すると、需要申告の受付が完了します。

申し込みしたら、先ほどまで「申告する」だったボタンが「取消する」に変わっているのが確認できます。

抽選結果確認
需要申告した後は、ブックビルディングの期間が終わったら抽選結果を確認しましょう。
松井証券は、メールなどでお知らせはないので、管理画面にログインし確認する必要があります。

せっかく申し込んだのに、確認を忘れていたとならないようカレンダーにメモしておきましょう。
購入期間中に購入
当選後は、購入期間中に購入しましょう。
当選結果発表から、翌営業日から3営業日ほどが購入期間になるので、忘れず購入しましょう。
もし公募価格よりも初値が上回りそうにない場合は、キャンセルするのも一つの手です。
松井証券は当選後のキャンセルでもペナルティがないので、その辺りは柔軟に検討できます。
上場当日成行で売る
購入期間中に購入したら、上場日当日に成行で売却しましょう。
理由としては、上場日当日に値段が付く初値が公募価格を上回る確率が高いからです。
株価が上がり続けると思えるなら、売却せずに保有しておくのもアリです。
注目度が高い企業だと上場日当日に初値がつかないこともあるので、その場合は翌日も売却の手続きをする必要があります。
忘れずに手続きをしておきましょう。
松井証券IPO投資まとめ
今回の記事では、IPO投資における松井証券のメリット、デメリットや手順などを解説しました。
松井証券は、事前入金が不要で当選後のキャンセルにもペナルティがありません。
IPO当選の確率を上げたい方は、ぜひ開設しておきたい証券口座です。
IPO投資におすすめな証券会社については、「IPO投資の始め方を解説!おすすめ証券会社6つを紹介」で詳しく紹介しています。